交通信号機の豆知識
2023年5月時点の内容です。
一般的に「信号機」というと、道路以外の鉄道などでも使用される装置を指しますが、道路における交通安全の確保と交通の流れを円滑にすることを目的とした装置を「交通信号機」といいます。日本では、1960年代半ば以降のモータリゼーションの隆盛により、クルマとともに交通信号機の数も爆発的に増えました。交通信号機の歴史や進化についてご紹介します。
交通信号機の色は世界共通
日本の交通信号機の色といえば「赤・黄・青」ですが、海外ではどうでしょうか?海外旅行者などが、それぞれ自国のルールで通行することを想像してみてください。大混乱になること必至です。ということで、もちろん正解は「海外も同じ(3色の組合せは世界共通)」です。
交通信号の色は、CIE(国際照明委員会)という組織によって、赤・緑・黄・白・青の5色と規定され、交通信号機用としては「赤・黄・緑」の3色が割当てられています。
ところで、日本では「緑」信号ではなく「青」信号と呼んでいますよね。実は日本でも灯火式の交通信号機が導入された当初は、法令で緑信号とされていました。しかし、日本では、古来より緑色を青色と表現することが多かったことなどから、青信号という呼び方のほうが広まり、1947年に法令においても青信号という呼称に変更されました。ちなみに海外でも、「黄信号」のことを「ORANGE LIGHT(オレンジ色)」や「AMBER LIGHT(琥珀(こはく)色)」などと呼んでいる国があります。
なお、日本では、色弱者の方々への配慮から、ほとんどの交通信号機で青信号が、青みがかった緑色に発色するように調整されています。
〜タテ? ヨコ? 信号機のカタチ〜
海外では縦型信号機(上から赤・黄・緑の配列順)が多く見受けられますが、日本では見やすさを重視して横型信号機(右から赤・黄・緑の配列順)が主流になっています。ただし、降雪地域では積雪による影響を考慮して、縦型信号機の割合が多くなっています。旅行にお出かけの際は、信号機が縦か横かをチェックしてみるのも、おもしろいかもしれませんね。
※信号機の色をよく確認すると、確かに青に近い緑色をしていることがわかります。
交通信号機の歴史
交通整理を目的とした信号機では、1868年に馬車の交通整理のためにロンドン市内に設置された手動によるガス式の信号機が世界初とされています。電気を使用したものとしては、1918年に米国のニューヨーク市5番街に設置されたものが世界初となるようです。
日本における交通信号機の最も古いものとしては、1919年に東京上野広小路交差点に試験設置された「信号標板」です。これは「進メ」と「止レ」の標板を付けた手動式の標識で、警察官の挙手による合図の補助として使用されていました。
そして、1930年、東京の日比谷交差点に初の灯火方式による信号機である「自動交通整理信号機」が設置されました。交通信号機の数が少なかった昭和初期には、色灯による交通信号がなかなか理解されず、自動信号が広く浸透するにはかなりの時間がかかったということです。
※クルマの数が少なかった時代には、信号機と警察官の手信号を併用した交差点も多かったようです。
交通信号機の進化
以前、信号機の後ろに斜めのしましま模様の板が付いていたことがあります。これは「信号灯背面板(ゼブラ板)」と呼ばれ、電圧低下時などに信号機の視覚認識度を上げるために、縁地に白斜線を施したものです。現在はレンズの大型化などの改良によって、ほとんど見かけることがなくなりました。
そして、近年の交通信号機の最大の変化としては、青色LED(発光ダイオード)の開発により「LED式信号灯器」が製作可能となったことが挙げられます。LEDは電球式に比べ、太陽光が当たることであたかも信号が点灯しているように見える疑似点灯現象がないことや、消費電力が少なく長寿命という利点があり、現在全国で多くの信号機がLED式へと変更されています。
また、交通量の多い交差点では右折車と直進車の事故や歩行者を巻込む事故の防止策として、矢印信号を組みあわせた右折矢印式、セパレート矢印式、歩者分離式などの交通信号機が増加しています。こうした交通信号機のある交差点では、矢印表示をしっかりと確認してからクルマを発進させるように心がけましょう。
※電球交換の必要がなく、発熱量も少ないLED式はエコロジーの観点でも評価されています。
車両用交通信号機だけでなく、歩行者用の交通信号機にもさまざまなタイプが登場しています。普段はなにげなく見ている交通信号機ですが、この機会にじっくりと見直してみてはいかがでしょうか。
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