交通違反での白キップ

2023年5月時点の内容です。

近年多くなってきている「白キップ」についてご紹介します。

青キップと赤キップの違い

警察官

あまりあってはならないことですが、スピード違反や駐車違反などで交通反則キップを渡されてしまった経験のある方もいらっしゃると思います。まずはもう一度簡単に青キップと赤キップの違いを再確認しておきましょう。

「交通反則通告制度」に基づき、交通法令違反のうち比較的軽いものを反則行為と定め、反則者に反則行為の内容と一定額の反則金を納付するよう警察本部長が通告するものが「交通反則告知書」で、いわゆる青キップと呼ばれるものです。青キップが適用される反則行為は、駐停車違反、携帯電話やスマートフォン等使用、30km未満(高速道路などでは40km未満)の速度超過、追越し違反などが相当します。

一方、無免許運転や酒酔い運転(酒気帯び運転含む)、悪質な速度超過違反などに該当する場合は交通反則通告制度の対象外となり、いわゆる赤キップと呼ばれる「道路交通違反事件迅速処理のための共用書式(交通切符の告知票)」が交付されることになります。

白キップって何?

交通違反取締り時に手渡される書類には、青キップと赤キップ以外に「白キップ」と呼ばれるものがあります。この書類の存在についてご存じないドライバーも多いかと思います。この白キップとは、青キップよりもさらに軽微な交通違反を犯したときに渡される書類のことです。

白キップの対象となる違反には、座席ベルト装着義務違反、幼児用補助装置使用義務違反、乗車用ヘルメット着用義務違反があります。白キップの交通違反では反則金を収める必要はありませんが、違反点数は1点が加算されます。そのため白キップは「点数キップ」とも呼ばれています。

6歳未満の子供をクルマに乗せる場合は、チャイルドシートの装着が義務付けられています。 そして、助手席や後部座席に乗る人にももちろんシートベルトの装着義務があります。こうした比較的新しい交通法令違反に対して軽く考えてしまうドライバーが多いのですが、白キップとはいえどもれっきとした交通違反として処理されますので、免許証更新時には、「過去5年間で無事故・無違反」という条件が必要なゴールド免許(優良運転者免許証)が取得できなくなります。

軽微な違反でも青キップとなることがあります

軽微な違反

なお、実はさらに「警告書」と呼ばれるもうひとつの書類も存在します。これは現場の警察官や取締り指導員の裁量で、非常に軽微で悪質ではないと判断された場合に押印や署名を求められるものです。この書類によって反則金の納付や点数の加算がなされることはありません。

過去には運転中の携帯電話の使用(保持)などの場合はこの警告書を渡されることがありましたが、現在は罰則が強化されて違反点数の加算と反則金が発生する青キップになります。また、免許証不携帯は違反点数の加算はありませんが、こちらも青キップとなり反則金を納付しなければなりません。

ささいに思える違反でも、交通安全の面から考えれば生死にかかわるおそれのある重大な違反行為なのです。決して軽視することのないように心がけてください。