任意保険証(自動車保険証券)とは?
使い方や再発行手続を解説

自動車保険を契約すると、「任意保険証(自動車保険証券)」※が発行されます。任意保険証とはどういうもので、どういったときに必要になるのでしょうか。また、任意保険証のペーパーレス化や紛失したときの再発行手続などについても解説します。
※車を所有する人に法律で加入を義務付けている自賠責保険に対して、「任意」で加入する自動車保険の証明書類であることから、任意保険証と呼ばれることがあります。
任意保険証(自動車保険証券)とは?
任意保険証とは、自動車保険の契約内容を証明する書類のことです。一般的には、「自動車保険証券」あるいは「保険証券」と呼ばれています(以下、自動車保険証券と記載します)。契約者と保険会社との間で契約が成立すると、保険会社が自動車保険証券を発行します。契約成立後、おおむね1〜2週間程度で契約者のもとに届きます。
自動車保険証券に記載される内容の詳細は後述しますが、契約者や契約自動車の情報、保険期間、補償内容、保険金額など、保険契約の内容が網羅された大切な書類です。手元に届いたらすぐに確認できる場所に保管するようにしましょう。
自動車保険証券をペーパーレス化するメリット
保険会社では、自動車保険証券のペーパーレス化を導入している場合もあります。これは文字通り「紙」の自動車保険証券を発行しない取扱いのことをいいます。ペーパーレス化のメリットは、自動車保険証券の作成や発送などの事務的なコストが軽減できるため、保険料を割引く仕組みがあることです。
例えば、ソニー損保の場合、証券ペーパーレス割引として500円の保険料の割引があります。ペーパーレスにした契約者には、自動車保険証券の代わりに「保険契約引受のお知らせ」がハガキで届きます。
自動車保険契約の証が必要な場合は、ウェブサイト上での保険加入の証明書(付保証明書)の発行が可能です。また、契約者専用ページが用意され、必要なときには契約内容の確認や印刷ができるようになっています。
ペーパーレスなら、自動車保険証券紛失の心配もありません。さらに、印刷のための紙やインクを使わないことで、地球環境への負荷軽減という側面もあります。
なお、自動車保険証券を紙で持っている人でも、次回の契約更新時にペーパーレスに変更できる保険会社もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
自動車保険証券をペーパーレス化する際の注意点は
自動車保険証券のペーパーレス化には、メリットの一方で注意点もあります。
例えば、事故が起きたときに補償内容や証券番号がわからないと慌てがちです。そういったことのないよう、契約者ページのログインIDやパスワードを把握しておきましょう。事前に契約者ページの内容を印刷して、自動車保険証券の代わりに車内で保管しておけばより安心です。
また、後述しますが、自動車を通勤に使用している場合、勤務先から自動車保険に加入している証明として、自動車保険証券のコピーを求められることがあります。「保険契約引受のお知らせ」ハガキのコピーや、ウェブサイトから印刷した「付保証明書」や「契約内容の詳細」では認められないこともありますので、自動車を通勤に使う場合、ペーパーレスを検討する際には、事前に勤務先へ確認するようにしましょう。
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自動車保険証券で確認できる内容は?
自動車保険証券で確認できるのは、一般的には次のような内容です。
項目 | 内容 |
---|---|
証券番号 | 契約ごとに割り振られた番号です。保険会社への問合せや、各種手続のときに必要になります。 |
保険期間(有効期間) | 補償が続く期間です。この期間内に補償対象の事故が起きたとき、保険金が支払われます。 |
契約者の情報 | 保険契約した人の、氏名・住所などです。 |
契約自動車を主に運転する人(記名被保険者)の情報 | 契約自動車を主に運転する人を記名被保険者といい、氏名・住所・生年月日・免許証の色などが記載されます。 |
契約自動車の情報 | 補償の対象になる自動車の車名・型式・登録番号・車台番号などが記載されます。 |
補償の対象になる運転者の範囲 | 運転者限定(本人限定・家族限定など)、年齢条件(30歳以上補償など)、といった補償対象になる運転者の範囲が記載されます。 |
ノンフリート等級 | 自動車保険の保険料割引・割増率を決める区分です。等級が上がると割引率が上がり、下がると割引率も下がり、等級によっては割増率が適用されます。 |
保険料 | 払込方法に応じた、年払保険料・月払保険料が記載されます。 |
主な補償内容 | 自動車保険の補償内容が記載されます。特約・保険金額・免責金額などの詳細もここを見れば分かります。 |
自動車保険証券が必要になるタイミング
自動車保険証券が必要になるのは、主に次の5つのケースです。先述の通り、自動車保険証券にはさまざまな内容が記載されています。それぞれのケースで、必要な確認内容を押さえておきましょう。
1 契約内容や補償内容の確認・見直しをするとき
自動車保険証券には、基本的な契約内容が網羅されています。保険期間や保険金額、運転者の範囲などの確認、補償内容の見直しのときには、自動車保険証券でその内容を確認する必要があります。
2 自動車保険の契約更新や切替えのとき
一般的に、自動車保険は1年で更新になります。補償切れ防止のためにも、保険期間を把握しておくことは大切です。また、他の保険会社の自動車保険に切替えるときにも、等級や契約車両の情報など、現在の契約内容の確認が必要になります。
3 保険会社への事故連絡や保険金請求時
事故受付の際には、保険会社が契約内容を確認するために証券番号が必要になります。証券番号が不明でも事故受付は可能ですが、証券番号を事前に伝えたほうが受付はスムーズです。
また、自動車保険の保険金を請求するときにも必要です。保険金の請求書類には、証券番号を記載する箇所もありますので、自動車保険証券で確認します。
4 会社から自動車保険証券の提出を求められたとき
通勤に自身の自動車を使う場合、勤務先によっては自動車保険に入っている証明として、自動車保険証券のコピーや保険加入の証明書(付保証明書)の提出を求められることがあります。
自動車保険証券を紛失したときの手続き方法
もしも、自動車保険証券を紛失してしまったら、どのような手続きが必要なのかについても知っておきましょう。基本的には、自動車保険証券を紛失しても、保険料が払い込まれていれば契約が無効になるわけではなく、補償は継続されます。とはいえ、先述の通り、事故時の連絡や契約の更新、他社への切替え時には、自動車保険証券に記載された情報が必要です。
自動車保険証券が必要になったとき、紛失していることに気がついたら、すぐに保険会社へ連絡し、再発行の手続きをしましょう。
保険会社に再発行を依頼する
保険会社への連絡やインターネットからの手続きで、自動車保険証券の再発行を依頼します。連絡などは、必ず保険契約者本人から行うようにします。通常、再発行までには手続完了から1〜2週間程度かかることが一般的です。
自動車保険証券再発行の主な流れ
保険会社への連絡後、自動車保険証券の再発行までの主な流れは、次のようになります。
STEP1 保険会社へ連絡する
連絡の際には、証券番号が必要です。番号が不明の場合、住所・電話番号・生年月日などで本人確認ができれば、証券番号がわからなくても再発行の手続きは可能です。
STEP2 申請書に必要事項を記入する
連絡後、保険会社より自動車保険証券再発行の申請書が送られてきます。必要事項を記入し、その他に必要な書類(運転免許証など本人確認書類)があれば取りそろえます。
STEP3 申請書を郵送する
記入した申請書と、指定されたその他書類を保険会社へ郵送します。
STEP4 再発行した自動車保険証券が届く
保険会社が書類を確認し不備がなければ、新しい自動車保険証券が届きます。通常、手続完了から1〜2週間程度で再発行されます。
ソニー損保の自動車保険では、ウェブサイト「自動車保険の各種書類再発行の受付」の手続きを完了すれば自動車保険証券が郵送されます。
自動車保険証券は契約内容が網羅された大切な書類
自動車保険証券は、保険会社との契約が有効に成立している証明となる大切な書類です。必要なときにはすぐに確認できるようにしておきましょう。
自動車保険証券には、補償の対象者、補償内容、保険金額など、保険契約の情報が記載され、補償内容の見直しや事故連絡のときなど、必要に応じて参照するシーンがあります。
大切にするのはもちろんのことですが、もしも紙の保険証券を紛失してしまった場合には、すぐに保険会社へ連絡し、再発行の手続きを行いましょう。紛失に備えるためには、自動車保険証券が届いたらコピーを取っておくと安心です。
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- 信号機のない交差点での事故
- 右折車が優先道路に出る場合の事故
- 道路外から道路に進入するために左折する場合
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- 交差点に進入した四輪車と緊急車両の事故
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- 同程度の道幅の交差点での事故(二輪車が左方、四輪車が右方の場合)
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- 交差点に青信号で進入した四輪車と、赤信号で進入した自転車の事故
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- 広い道路からの四輪車と、狭い道路からの自転車の事故
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- 自転車側に一時停止(止まれ)の規制がある場合
- 自転車が優先道路を走行している場合
- 四輪車が優先道路を走行している場合
- 四輪車が一方通行を逆走している場合
- 自転車が一方通行を逆走している場合
- 同程度の道幅の交差点における「ながらスマホ」の自転車と四輪車の事故
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- 二輪車が加速車線、四輪車が本線車道を走行中の事故
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