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建物評価額などの火災保険料の算出方法

火災保険の保険料は、補償内容や建物の条件だけでなく、その所在地や保険料の払込方法などによっても異なります。
その算出方法を紹介します。

保険料はどうやって決まるの?

火災保険の保険料は、主に次の5つの要素で決定されます。

1. 建物の評価

物件の購入金額から、お支払いする保険金額(=同じ建物を新築するのに必要な金額)を設定します。中古の場合は、購入時の築年数からおおよその価格を算出して設定します。なお、土地代は含まれません。

保険金額のもととなる建物の評価額は、ご入力された情報に応じて、「新築費単価法」と「年次別指数法」 のどちらかで算出します。

「新築費単価法」は、1平方メートルあたりの標準的な単価や延床・専有面積をもとに算出する方法です。

「年次別指数法」 は、建物代金(建物の新築時の建築費)に新築された年に応じた指数(建築費倍率)を乗じることで、物価変動などを反映させて算出する方法です。

新築時の実際の建築費から算出するので、「年次別指数法」 の方が、より実態に即した評価ができます。

2. 建物の所在地・構造区分・築年数

大雪や台風など、特定の自然災害による損害の起きやすさは地域によってばらつきがあります。そのため、建物の所在地も保険料に影響します。

建物の構造によっても、損害を受けるリスクが異なります。コンクリート造のマンションなどの「M構造」の保険料が最も安く、次に安い構造が鉄骨造の一戸建てなどの「T構造」、最後にどちらにも該当しない木造一戸建てなどの「H構造」という順番となります。

また、築年数も保険料に影響する場合があります。ソニー損保の新ネット火災保険では、「築5年未満」「築10年未満」「築15年未満」「築20年未満」「築25年未満」「築25年以上」の築年数に応じた保険料率を適用します。

所在地のリスクに応じた保険料率細分化 -水災リスク区分-

これまで水災に対する保険料率は全国一律でしたが、地域間の水災リスクの違いによる保険料の公平性を図ることを目的に、水災リスク区分に応じた保険料率を適用します。

  • 保険始期日が2024年10月1日以降のご契約に限ります。
水災リスク区分の判定

保険の対象となる建物の所在地情報(丁目単位)より、保険料が最も低くなる「1」から最も高くなる「5」までの5区分で判定します。

水災リスクの確認にあたっては、お住まいの地域の地形のほか、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」や自治体のホームページなどを参考にしてください。

水災リスク区分について、より詳しい内容は以下をご確認ください。

水災リスク区分

3. 補償内容

どんな補償をつけるかによっても保険料が変わります。

建物のほか家財の補償もつけたり、さまざまな特約をつけたりと、補償を厚くするほど保険料は高くなります。

ソニー損保の新ネット火災保険の場合、基本の「火災、落雷、破裂・爆発」以外の補償は自由につけ外しができます。不要と思われる補償や特約を必要に応じて外すことで、備えたいリスクには備えつつ、保険料を抑えられます。

4. 保険期間・支払方法

同じ建物・同じ家財・同じ補償内容でも、保険期間の長さや保険料の支払方法によって保険料は異なります。

支払方法:分割払より一括払のほうがお得!

同じ保険期間であれば、月払や年払の分割払より一括払のほうが保険料の総額は安くなります。
以下の例の場合、たとえば月払と一括払の保険料総額で比較すると、一括払のほうが5,649円安くなります。

保険期間5年の支払方法ごとの保険料総額例(ソニー損保の新ネット火災保険の場合)
支払方法 1回あたりの保険料 保険料総額
月払 972円(972円×12ヵ月×5年分) 58,320円
年払 11,168円(11,168円×5年分) 55,840円
一括払 52,671円 52,671円
算出条件
一戸建て(木造・H構造)、東京都、水災リスク区分:2、保険期間:5年、保険始期日:2024年10月1日、新築、免責金額なし
保険金額
建物:1,500万円
補償
火災等、風災等、水災、水濡れ等、盗難(家財の補償なし)

保険期間:保険期間2年以上の長期契約がお得!

保険期間が2年以上の長期契約のほうが、保険期間1年で更新を続けるよりも保険料の総額が安くなります。
以下の例の場合、保険期間1年と5年の保険料総額で比較すると、保険期間5年のほうが8,019円安くなります。

保険期間1年と5年の保険料総額例(ソニー損保の新ネット火災保険の場合)
保険期間 一括払保険料 保険料総額
1年 12,138円(12,138円×5年分) 60,690円
5年 52,671円 52,671円
算出条件
一戸建て(木造・H構造)、東京都、水災リスク区分:2、保険始期日:2024年10月1日、新築、一括払、免責金額なし
保険金額
建物:1,500万円
補償
火災等、風災等、水災、水濡れ等、盗難(家財の補償なし)
  • 基本補償の免責金額について「なし」、「3万円」をお選びいただいた場合の「水濡れ、外部からの物体の衝突など」の免責金額は「5万円」となります。
  • 保険期間1年の保険料総額は、契約後5年間保険料改定がない場合の例です。

ソニー損保の新ネット火災保険では、保険金額や補償内容が同条件の契約の場合、長期契約を一括払でお支払いいただくと保険料が最大13.2%割引 となり、お得になります。

  • 保険期間やご契約内容により割引率は異なります。

5. 割引

保険会社により、さまざまな割引を適用できる場合があります。 ソニー損保の新ネット火災保険では、証券ペーパーレス割引やマイページ新規申込割引を用意しています。 なお、地震保険の割引については「地震保険とは」をご確認ください。

ソニー損保の場合

保険証券(継続証)および約款等の発行・送付をしないことを希望する場合に割引します。

  • 保険証券等を送付しない場合も、ご契約内容はメールでお送りし、マイページで確認・印刷できます。

当社の自動車保険または医療保険のご契約者が、当社ウェブサイトのご契約者ページ(マイページ)から火災保険を新たに契約する場合に割引します。