「キャンプを始めてみたいけれど、道具も知識もないし、なんだか難しそう」。そう感じている方は、決して少なくありません。けれど、火を囲んでごはんを食べて、夜風にあたる――それだけで、もう立派なキャンプです。最初の一歩は、思っているほど大げさなものではありません。

バイきんぐの西村瑞樹さんが出演する公式ショート動画3本を順番に見ながら、キャンプの「楽しみ方」と、知っておくと安心な「もしものときの備え方」を、初心者目線で整理していきましょう。

キャンプは「楽しい」と「もしも」が隣り合わせ

キャンプの魅力をひとことで言うなら、「いつもの便利」から少しだけ離れる時間にあります。スイッチひとつでは火がつかない。蛇口をひねっても水は出ない。その不便さを、家族や仲間と「どうする?」と工夫しながら越えていく。そこに、ふだんの暮らしでは味わえない達成感と笑いが生まれます。

ただ、その「いつもと違う」は、楽しさと同じだけ“もしも”も連れてきます。火は温かいけれど熱い。地面は土と石でデコボコ。夜は思った以上に冷えるし、暗い。怖がる必要はまったくありませんが、「楽しいの隣には、ちょっとした不注意が転がっている」――この感覚を最初に持っておくだけで、キャンプはぐっと安心して楽しめるようになります。

とくに、車で出かけて、はじめてキャンプに挑戦してみたいという方――お子さんと一緒の週末アウトドアを考えているファミリーや、道具も知識もこれから、というライト層に向けてお話ししていきます。それでは、西村さんの動画3本を順番に見ながら、楽しみ方と備え方を一緒に整理していきましょう。

動画@|火を扱う楽しさと、思わず“なんて火だ!”

キャンプの楽しみといえば、やっぱり外で食べるごはんです。オイルとにんにくで煮込むだけ、串に刺して焼くだけ――そんなシンプルな料理でも、外で食べれば不思議とごちそうに変わります。最初から凝らなくて大丈夫。ひとつの鍋やフライパンで完結する一皿が、いちばん失敗が少なくておすすめです。

焚き火にかけたスキレットで煮込むキャンプ飯

気をつけたいのは、火と油の熱さです。煮立った油は思いのほかはねますし、鍋の取っ手や火ばさみの金属部分も、見た目以上に熱くなっています。火まわりの作業には厚手の手袋を一枚。熱い鍋をパッと下ろせる耐熱の“置き場所”を先に決めておくと、「アチッ!」と慌てる場面はぐっと減ります。

もし熱い油や火でやけどをしてしまったら、あわてず、まずは流水でしばらく冷やすのが基本だとされています。痛みや赤みが強いとき、範囲が広いときは、無理に自己判断せず医療機関へ。冷やす水を多めに用意しておくと安心です。

もうひとつだけ。火の楽しさにつられて、テントの中や閉め切った車内で炭や燃料の器具を使うのは禁物です。一酸化炭素は色もにおいもなく、気づかないうちに体に影響することがあると言われています。燃やす器具は風通しのよい外で、換気を忘れずに。

食べ終わったあとの片付けも、ひと工夫でラクになります。油を使った料理は鍋がベタつきがちなので、調理の前に内側へ薄く油をなじませたり、食後すぐにお湯を少し入れてふやかしたりしておくと、汚れが落ちやすくなります。生ゴミは持ち帰り用の袋にまとめておくと、撤収もスムーズです。

動画A|知っておくと差がつく、初心者の“ちょいテク”

キャンプには、知っているだけで一気に“慣れた人”に見える小ワザがいくつもあります。まずは網焼き。食材がくっついて身がボロボロ……というのは、初めての網焼きで本当によく起きる失敗です。これは、網が十分に温まる前に食材をのせてしまうのが主な原因。先に網をしっかり熱してから食材をのせると、くっつきがぐっと減ります。さらに、切ったレモンなど柑橘で網をひとなでしておくと、くっつきにくくなるうえ、ほんのり爽やかな香りも移ります。

夕暮れのキャンプ場でランタンを掲げる人

「ひとつで二役」という発想も、初心者ほど効いてきます。キャンプはつい道具が増えがちですが、増えれば増えるほど運ぶのも片付けるのも大変になります。まな板代わりにもなるトレー、コップにもボウルにもなる器、ランタンにも懐中電灯にもなる明かり――役割をかけ持ちできるものを選ぶと、荷物が減って、設営も撤収もスッと終わります。

初心者があとから「用意しておけばよかった」と口をそろえるのが、明かりです。日が落ちると、キャンプ場は街なかとは比べものにならないほど暗くなります。手元を照らす小さな明かりと、その場全体をぼんやり照らす明かりの2種類があると、料理も片付けもぐっとラクになります。両手が空くよう、頭や首から下げられるタイプをひとつ持っておくと安心です。暗くなってから慌てないために、設営はできるだけ明るいうちに終えておきましょう。

そして、いちばんの“ちょいテク”は、最初から全部そろえようとしないことかもしれません。多くのキャンプ場では、テントや調理道具をレンタルできます。まずは借りて試し、「これは自分でも使いそう」と思ったものから少しずつ買い足していく。そのほうが、ムダな出費も、押し入れで眠る道具も減らせます。

こうした小ワザは、失敗しても痛手が小さいのがいいところ。気軽に試して、合わなければ次回やめればいい。気になったものを、ひとつだけでも次のキャンプで真似してみてください。

そして、道具や小ワザで“快適さ”を底上げできるように、もしものときの“安心”を底上げしてくれる備えもあります。車で出かけた先での思わぬケガや、持ち物の損害に備える「おりても特約」も、そのひとつ。気になる方は、こちらをのぞいてみてください。

おりても特約キャンプ場での事故。おりても特約は、
車を降りている間のキャンプ中のトラブルに備えられます。

動画B|“もしも”への備えと、車を降りても使える「おりても特約」

楽しい時間の裏には、ちょっとした“もしも”もついてきます。とはいえ、怖がる必要はありません。初心者が遭遇しやすいパターンは、だいたい決まっているからです。ひとつは、ちょっとしたケガ。慣れない刃物で指を切ってしまったり、暗がりでロープや杭につまずいて転んだり。しかも、こうしたケガは自分だけでなく、一緒に来た家族――とくに走り回るのが大好きな子ども――に起きることも少なくありません。もうひとつは、道具まわりのうっかり。設営中に手をすべらせてポールを曲げてしまったり、火の粉で生地に小さな穴が空いてしまったり。お気に入りの道具が傷つくのは、地味にショックなものです。

夜の焚き火を囲むキャンプの人々

初心者がいちばん驚くのが、夜の冷え込みです。日中は暖かくても、山あいや川べりの夜は想像以上に気温が下がります。寒さは体力を奪い、ケガやトラブルの遠因にもなりがち。薄手の上着を一枚多めに、そして地面からの冷えを防ぐ敷物があると、夜の快適さがまるで違います。

こうした“もしも”への備えは、特別な装備をそろえることではありません。たとえば、ばんそうこう・消毒できるもの・ガーゼ・包帯・はさみくらいを入れた小さな救急セットがひとつあるだけで、切り傷やすり傷にその場でさっと対応できます。

子ども連れなら、もうひと工夫。焚き火やコンロのまわりに「ここからは入らない」という見えない線をつくって、家族みんなで共有しておくと安心です。動き回って熱いものに近づきすぎる、という“ヒヤリ”をかなり減らせます。夜は、テントから少し離れたトイレまでの道のりが思いのほか暗いもの。子どもには小さな明かりを持たせ、ひとりで行かせないようにしておきましょう。

そして、いちばん効くのが出かける前の“ひと準備”です。天気と気温を前もって調べ、寒さ対策や雨具を一枚多めに入れておく。行き先のルールや設備(トイレや水場の場所など)を確認しておく。家族や友人に、行き先と帰る予定を伝えておく。どれも数分でできることばかりですが、現地での安心感がまるで違います。何より大切なのは「無理をしない」こと。天気が崩れそうなら予定を変える、暗くなる前に設営を終える、疲れたら早めに休む。それが、“もしも”といちばん上手に付き合うコツです。

それでも、どれだけ気をつけても、“もしも”をゼロにすることはできません。そんなときに知っておくと心強いのが、車を降りた先での備えです。

その備えのひとつが、ソニー損保の「おりても特約」です。車で出かけた先で、車を降りてから起きたケガや、身の回り品の破損を補償の対象にできるオプションで、たとえばキャンプ場でうっかりやけどをしたり、転んでケガをしたり、持って行ったカメラのような身の回り品を落として壊してしまったり――そんな場面が補償の対象になり得ます。しかも、契約者本人だけでなく、家族も補償の対象に選べます。子ども連れのファミリーには、うれしいポイントです。

一方で、対象にならないものもあります。たとえば現金や携帯電話などは補償の対象外。盗難による損害も、補償の対象にはなりません。「何でも補償される」わけではないので、気になる方は公式ページで対象・対象外を確認してみてください。

もうひとつ知っておくと安心なのが、この特約だけを使ったときの扱いです。「おりても特約」のみを使った場合は、いわゆるノーカウント事故として扱われ、翌年の等級には影響がありません。「使うと保険料が上がりそうで、つい使うのをためらう」という心配が少なくてすむのは、初心者にとって心強いところです。

補償の細かい内容や保険料は契約内容によって変わるため、ここで断定はできません。詳しくは、下記の商品ページや見積りページで確認してみてください。

おりても特約キャンプ場での事故。おりても特約は、
車を降りている間のキャンプ中のトラブルに備えられます。
インターネットでかんたん見積りキャンプ場での事故や、車を降りている間のトラブルにも備えたい。
そんな方に「おりても特約」がおすすめ。ソニー損保ならインターネットでかんたんに見積もれます。

まとめ

西村さんの動画3本を入口に、キャンプの「楽しい」と「もしも」をひととおり見てきました。火を囲むキャンプ飯のワクワク、知っていると差がつくちょいテク、そして楽しさの隣にある小さな“もしも”。このどれもが、キャンプという時間をまるごと形づくっています。

楽しみ方と備えは、別々のものではありません。ちょっとした段取りと心構え、そして「もしものときにこういう選択肢がある」という安心があるだけで、思いきり楽しめる。むしろ「備えているからこそ、のびのび楽しめる」と言ってもいいくらいです。

難しく考えすぎず、まずは1回、近場のキャンプ場から。気になった“ひと工夫”をひとつ持って出かければ、あなたの最初のキャンプは、きっと「楽しかった、また行きたい」で締めくくれるはずです。さあ、次の週末はどこへ出かけましょうか。