入院時に持っていくと便利なもの

不便な入院生活を快適にして、少しでも前向きに治療に専念していただくために、このページでは「なくてもいいけれど持っていると便利なもの」をご紹介します。

  1. 細かな手間が省ける使い切りのもの
  2. ベッドサイドを上手に使うもの
  3. 持ち物をスッキリ管理するもの
  4. プライバシーを守るもの

細かな手間が省ける使い切りのもの

不便な入院生活では、使用前後の手間がかからない使い切り・使い捨てグッズが活躍します。

ペーパータオル

ペーパータオル

タオルや布巾の代わりに使えば、洗濯物がぐんと減ります。

乾きにくいタオルとちがって、使用後に洗濯する手間がないうえ、清潔に使用できます。

濡れた手や物を拭くときに、ティッシュよりも丈夫で使いやすいです。

赤ちゃん用のおしりふき(清浄綿)

赤ちゃん用のおしりふき(清浄綿)

しっかり濡れているので、手や顔を洗いに行く手間が省けます。

しっかり水分を含んでいるので、身体の汚れを拭き取るときにおすすめです。

赤ちゃんに使うものだから、清潔さも安心。

マスキングテープ

マスキングテープ

ものを汚さずに手軽に貼ること・書くことができます。

きれいに剥がすことができるため、テーブルや壁に紙を留めたり、邪魔なケーブルを固定したり、気軽にペタペタ貼付けられます。

冷蔵庫が共有だった場合、名前を書いたテープを器に貼付ける使い方も便利。

ボール型の洗濯洗剤

ボール型の洗濯洗剤

重い箱の洗剤を運んだり、1回分を小分けにしたりする手間が省けます。

病院では、重くてこぼれやすい粉洗剤より、ボール型(パック型)の固形洗剤が扱いやすくておすすめです。

持ち運びしやすく、1回分が使い切りなのに、ゴミが出ないところがポイント。

ベッドサイドを上手に使うもの

入院中はベッドの上で過ごす時間が長いため、ベッド周りの環境を整えることは、ストレス軽減に直結します。

S字フック

S字フック

袋やカゴをつり下げれば、手の届きやすい便利なスペースを作り出せます。

手の届く場所に小物をまとめてつり下げておけば、テーブルが散らかりません。買い物にも使える手提げ袋がおすすめです。

ゴミ袋をつり下げる使い方も便利。

ハンガー

ハンガー

病院によっては置いていないため、あれば上着がシワになりません。

持ち物としては思いつきにくいですが、冬場なら1本持って行くことをおすすめします。余分にあって困るものでもありません。

延長ケーブル

延長ケーブル

コンセントの位置が使いにくいときに活躍します。

コンセントが枕元から離れていて、充電しながらスマートフォンを使えない場合などに便利です。

邪魔になるケーブルは、マスキングテープで床や壁に固定しましょう。

持ち物をスッキリ管理するもの

もともと不安で不便な入院生活では、持ち物の紛失による無用なストレスを生み出さない工夫が必要です。

クリアケース

クリアケース

意外に多い入院時の書類をまとめて保管できます。

入院時には、入院計画書・各種同意書・薬の説明書など、A4サイズの書類をたくさん受取ることになります。

また退院時にも領収書や退院証明書など大切な書類を受取ります。

書類がバラバラにならないように、クリアケースの持込みをおすすめします。

小さい財布

小さい財布

病室のセキュリティボックスを有効に使えます。

入院時は中身を絞った小さな財布を持っていくことをおすすめします。

備え付けのセキュリティボックスはとても小さく、また万全のセキュリティ機能を備えたものではありません。

中身の詰まった大きな財布は、セキュリティボックスに入らない可能性があるうえ、万一盗まれた場合の被害も大きくなってしまいます。

プライバシーを守るもの

入院時の共同生活では、様々なシーンでプライバシーを自分で守ることになります。

網目が細かい洗濯ネット

網目が細かい洗濯ネット

使用済みの下着を入れれば、洗濯のときにも中身が外から見えません。

洗濯機の中が見えてしまう場合や、人に洗濯をお願いする場合に、網目が細かい不透明な洗濯ネットを使用すれば、他人に見られたくない下着も洗うことができます。

まとめ

便利なものは何でも持っていけばよいわけではなく、持ち物は「最低限」が基本です。

実際に持っていくものは、環境や体調をふまえて考えましょう。入院経験がないと想像しにくいため、ここでは入院時の隠れた手間やストレスを軽減する持ち物をご紹介しました。

不便な入院生活を快適にして、前向きに治療に専念するための一助になれば幸いです。

入院時の持ち物で注意が必要なもの