入院にかかる費用ってどんなもの?

医療保険を考えるうえで、入院に付随してどんなお金が必要になるのかを知っておくとよいでしょう。
入院に関連してかかる費用としては、大きく「必ずかかる費用」「状況によりかかる費用」「入院に付随してかかる費用」「退院後の通院にかかる費用」があります。それぞれについて理解したうえで、自分に必要な保険を検討しましょう。

必ずかかる費用

入院した際に必ず必要になるお金は、入院治療費と食事療養費があります。

入院治療費

入院治療費

入院治療費には、診療費、入院料、投薬料、注射料、処置・手術料、検査料などが含まれます。公的医療保険の対象となる入院、治療であれば自己負担額は3割(70歳未満の被保険者の場合)となるため、例えば入院して20万円の医療費がかかった場合でも、窓口での支払いは6万円となります。

食事療養費

食事療養費

食事療養費は、1食あたり最大360円(※)が自己負担として請求されますので、30日間の入院であれば32,400円を支払う必要があります。

  • ※出典:厚生労働省「平成25年度国保事業年報」
    (2016年4月時点)

状況によりかかる費用

治療の状況によりかかるお金は、入院時に個室などを希望した場合に請求される差額ベッド代、先進医療や自由診療を希望した場合にかかる費用などがあります。

差額ベッド代

差額ベッド代

入院中、自分のペースで気兼ねなく過ごすために、個室や少人数部屋を希望することもあるでしょう。この場合、室料(差額ベッド代)は全額自己負担となります。
地域や病院によっても異なりますが、しっかりと治療に専念できるよう、入院時の費用として意識しておきたいものです。

先進医療技術料・交通費

先進医療技術料・交通費

身体への負担の小さい治療法など、より高度な先進医療を受ける場合、先進医療にかかる技術料は、全額自己負担となります。
また、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方の病院で受療する場合、交通費など追加でかかる費用についても意識する必要があります。

自由診療費

自由診療費

国内で未承認の抗がん剤を使用するなど、公的医療保険の対象外の治療を受ける場合には、公的医療保険が適用されないため、その治療費は全額自己負担となります。

入院に付随してかかる費用

いざ入院すると、必要になってくるお金は入院治療費だけではありません。入院生活に必要な日用品の購入費用やシーツ代などが必要になります。また、小さな子どもや介護を必要とする方のいる家庭では、ベビーシッターやホームヘルパー雇入費用なども考慮しておく必要があります。その他、休業期間中の収入の減少への備えも必要です。

日用品費用

日用品費用

入院生活中の娯楽のための雑誌、新聞、テレビカード代などのほか、シーツの交換費用など、ひとつひとつは少額でもいろいろとお金が必要になります。

家庭のサポート費用

家庭のサポート費用

特に小さな子どものいる家庭や、介護を必要とする方のいる家庭では、入院中に自分にかわってサポートしてくれる人を雇うための追加費用をみておく必要があります。
また、休業に伴う収入減少にも備えておくと安心です。

親族付添費

親族付添費

ご家族がお見舞いなどのために病院を往復する場合の交通費も、入院期間が長くなるとかさみがちです。
ある程度まとまった出費になることもありますので、留意しておきましょう。

退院後の通院にかかる費用

入院だけで治療が終わらないこともあります。特に、がんでは退院後に通院しながら抗がん剤治療を受けることが少なくありません。意外と見落としがちな退院後の出費についても意識しておきましょう。

通院治療費・薬代

通院治療費・薬代

通院治療が増えているがんが心配な場合は、通常の医療保険に加えてがんの通院保障を受けられるタイプを上乗せしておくと安心でしょう。

雑費

雑費

病院を往復するための交通費のほか、通院に伴う家事のサポートなどにも費用が発生することがあります。

よく聞く「先進医療」って何?