乳がんの早期発見に! マンモグラフィーを大いに役立てよう

乳がんは女性がかかるがんのうち、罹患率は第1位を占めています。その乳がんを早期発見できる検査がマンモグラフィーです。

1.マンモグラフィーとは

マンモグラフィーで乳がん検査をする女性
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マンモグラフィーとは、乳がんを早期発見するために乳房をX線で検査することをいいます。

どんな時に受ける?

厚生労働省は「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」を定めており、40歳以上の女性は乳がんの検査を2年に1回行うことが推奨されています。

どんな検査なの? 注意点は?

乳房を圧迫板で上下に挟み、X線でレントゲンを4方向から4枚撮影します。圧迫するためやや痛みを感じる場合もあります。

マンモグラフィーは比較的簡単な検査ですが、レントゲンで白く写ってしまうため、受ける際はパウダーなどはなるべく落としておきましょう。また、手術痕や傷跡・ほくろの存在、あるいは自分で気づいたしこりなどを事前に伝えておくと、より正確な診断に役立てることができます。

どこで受けるの? 費用はどのくらい?

マンモグラフィーの検査は、主に婦人科(レディースクリニック)、乳腺科、乳腺外科などで行われています。人間ドックを行っている場合、そこで一緒に受けることもできます。

検査を受けられない人はいる?

ほかのほとんどの放射線検査と同様、妊娠中の女性が検査を受けることは避けるべきとされています。また、検査が可能かどうかに乳房の大小は関係はありません。

2.乳がんとは

触診によって乳がん検査をする女性
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女性に非常に多い乳がんとは、どんながんなのでしょうか?

乳がんの概要

乳房には母乳を作る部分である小葉と母乳を運ぶ部分である乳管があり、この2つの部分に悪性腫瘍ができる病気のことを乳がんと呼びます。乳がんの大部分は乳管の腫瘍です。

日本人女性に増えている乳がん

厚生労働省によると、日本における乳がんの罹患率は非常に増えており、今や女性の12人に1人がかかる病気といわれています。また、乳がんによる死亡率も1980年から2013年までの間に3倍以上に増加しています。


乳がんの要因としては、肥満・アルコール・出産や授乳の経験がないこと・近親者に発病歴のある人がいること・初潮が早い・閉経が遅いなどが指摘されています。現代の日本は食生活が欧米化したことに加えて、晩婚化や生涯未婚率も上昇し、また初潮を迎える時期も低年齢化していることが分かっています。乳がんは日本人女性の現代病といえるでしょう。

予防するには

乳がんを予防するには、適度な運動を心がけ、偏った食生活や過度のアルコール摂取を改めることが重要ですが、がん検査を積極的に利用することも重要です。乳がんは罹患数は非常に高い一方、死亡数はその1/8ほどです。適切な検査を行い、早期に発見・治療を行うことで予防することができます。

おわりに

乳がんは大腸がん・肺がん・胃がん・膵臓がんなどと並んで、日本人女性が特に気をつけたいがんの一つです。適度な運動とバランスのよい食生活、そしてマンモグラフィーをはじめとする積極的な検査の受診を心がけ、乳がんを予防しましょう。

  • この内容は医師の監修のもと制作していますが、健康に不安のある場合は、正確な診断・治療のために医療機関等を受診してください。